Kei Akashiro

赤城 景


居住地 静岡県浜松市

誕生日 6月19日

身 長 167cm(中3時点)

血液型 AB型

好 き 勉強、イギリスっぽいもの

苦 手 運動、乗り物(酔う)、レバー

家 族 叔母

一人称 

性格

真面目一辺倒で規律にうるさく、他人に迷惑をかける行為が許せない委員長タイプ。自他共に厳しく、特に自分に対しては努力を怠ってはならないと気を張っている。厳しい印象が強いものの、困っている人がいたら迷いなく助ける優しい面もある。自分に優しい人への負い目やプライドから人に頼ることが苦手。

「代償」と「忌避警告」

「代償」による不調の増加は、不調を隠して無理してしまう状況を助長し、焦りの感情や自分を痛めつける方向に進み、かなり悪影響を及ぼしている。自分に良くしてくれる相手に遠慮しがちな性格や白黒主義的に線引きしてしまう思考が「忌避警告」につながってしまうことも。

悪い「未来」

両親に会いたい一心で勉強を続け、イギリスの大学に留学するが、渡英以降の明確な目標がなく、周囲と比較して要領の悪い自分の立ち位置を見失っていく。奨学金を得て進んだ道で成果を出せない自分を情けなく思いながらも、努力をやめる―人生を諦めることはさらに失礼だと感じ、身動きが取れなくなっていく。真面目な彼が次第に授業にも出られなくなり、自責だけが激しく積み重なり、このまま生きることを続ける選択肢が見えなくなるほど追い詰められていった。

変えられない「過去」

日本人の母とイギリス人の父の間に生まれたが、物心つく前に両親が海外へ出奔し、叔母に育てられた。叔母に迷惑をかけまいと行儀よく過ごすうちに厳格な性格が形づくられる。小学1年生の遠足で乗り物酔いから嘔吐した経験がトラウマになり、さらにそのことで周囲からはいじめを受けるようになった。叔母や先生を悲しませないようにといじめを隠し、体調不良も言わずに耐える生活が続き、心が固まっていった。

「現在」から向かう良い「今後」

挫折した「未来」の経験を踏まえ、勉強一辺倒では得られない人との関わりや多様な経験を重視するようになる。選び直した高校で直子や司と出会い、彼らのペースに巻き込まれながらも新しい感情や価値観を知っていく。直子をめぐるライバル関係にある煌とは、互いに無自覚ながら良い影響を与え合う存在となり、彼との関係や叔母への思いを大切にすることで、一度も顔を見たことのない両親を追うことに固執しなくなり、完璧さへのこだわりも和らいでいく。

「作中での背景疾患」
心因性発熱・嘔吐

感染症や器質的な疾患がなく、ストレスや心理的要因が原因で体温が上昇したり吐き気を催す。

遠足のバスで吐いたトラウマから、遠足・合宿・修学旅行等の長距離移動を伴う行事の直前に高熱や嘔吐の症状が出て参加を見送ってきた。その他、強いストレスや悩みがあるときに微熱が続いたりする。

「出会うべき存在」

Hikaru Oji

王子 煌


男性の方が女性よりも早く重症化する持病があり、父を悲しませないようにと幼少期から女性のように振る舞っていたが、それが意味のないことであると気づき葛藤していた。美しい女性だと思われてガッカリされるのも、男性としても価値観がズレていることも嫌になり、外に出るのが怖くなって引きこもるように。難聴や眼病も進行し、徐々に五感を失っていくと不安感や絶望感が募り、部屋から出ずに日の当たらない生活を続け、良い出会いもないまま病状だけが悪化していき、治療を拒んで自然と人生が終わるのを待っていた。

数か月に一度通いに来ている浜松市の病院近くでナンパをされ、追い払うために自分は男だあっちへ行けと叫んでいた。偶然通りかかった景は煌の怯える様子を放っておくことが出来ずに声をかける。「男だからほっといて」という割に顔色が悪い彼に「男だろうが女だろうが関係ない。あなたが困っているから助けるんだ」と諭されながらも助けられ、景に好感を抱く。ただ一度だと思っていた出会いはその後偶然にも……?