Shota Tokui
徳井 翔太
居住地 高知県高岡郡越知町
誕生日 6月8日
身 長 166cm(中3時点)
血液型 B型
好 き 自然全般、山菜の天ぷら、チーズ
苦 手 都会の空気、ドライフルーツ
家 族 両親、祖父母、妹
一人称 俺

優柔不断で他者の気持ちを気にする性格のため、流されることが多いものの、一度決めたことは曲げない意思と情熱も持っている。基本的にはおおらかで心の広い優しい性格だが、劣等感を抱きやすく、余裕がなくなれば喧嘩っ早くなってしまう一面も。自己肯定感が低いわけではないが、自信のなさは否めない。
未来から引き継いだ重い「代償」に免疫低下が加わり、不調の波が悪い方に落ちやすく、疲労感の増悪時に感染が重なり、重症化・長期化しやすい。葉輔の優しさに対して負い目を感じたり、素直に受け取れないこともあり、「忌避警告」も彼に追い打ちをかける。
妹の「都会がいい」という言葉に影響され、深く考えずに上京する。夢や目的意識がないまま進んだ結果、工場勤務の単調な日々を送るようになる。自分の存在価値を見いだせず、充実感のない仕事を続けるうちに心身は徐々に疲弊していった。それでも転職や休職を考えることなく働き続け、ついには突然立てなくなるほどの極度の疲労に襲われ、生活が成り立たなくなる。支援を求める余裕もないまま衰弱が進み、死を待っていた。
大自然の中で育ち、日々の生活の中で自然を探求することが根付いていた。横倉山の博物館には足繁く通い、学芸員に負けない知識で来た人を案内することも。その頃博物館に来た葉輔とも出会っている。「現在」に戻る直前の時間では、典文の霊・星野楓と対話し、「自然を愛する才能がある」と評価されるが、彼の自己否定の滲んだ発言に苛立ち、怒鳴って彼の研究室を飛び出してしまう。
自然の魅力を「当たり前」として受け止めていた自分に気づき、その価値を改めて理解する。そこから自分好きなもの、したいことが徐々に明確になっていった。病を抱えたことで家族の温かさを実感し、葉輔との出会いによって他者に支えられる感覚を知る。結果的に研究者の道は歩めず、高校で無理を重ねた結果、ベッド中心の生活を余儀なくされるが、実家の農業をIT面から支えるなど、自分にできる範囲のことを続けながら充実した日々を送る。

原因不明の激しい全身倦怠感や疲労感が半年以上続き、休んでも回復せず、日常生活が著しく困難になる病気。微熱、頭痛、筋痛、睡眠障害、眩暈、思考力・集中力低下(ブレインフォグ)、刺激過敏、起立不耐などの多様な症状を伴い、重症例では寝たきりになることもあり、日常生活や社会生活に大きな制限を受ける。
未来で発症し「代償」で継承した状態。中3の夏から日常生活に制限がかかるが、診断を受けたのは病状がかなり悪化した高校2年生の頃。
自律神経系の機能不全によって、立ち上がった際に脳や全身への血流が一時的に低下し、立ち眩みや眩暈、頭痛、動悸・息切れ、腹痛、吐き気など様々な身体的・精神的症状引き起こす病態。特に午前中に症状が強く、朝起きられない、登校できないといった問題が起こる。
厳密には慢性疲労症候群による起立不耐や自律神経症状だが中3のときに何度も受診しようやく診断を受ける。重い症状から起床困難や日常的な活動のなかで座っていられない・立っていられないことが頻繁にあり、生活に制限が加わっている。
ストレスなどが原因で、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れ、器質的な疾患が見つからないにも関わらず、動悸、眩暈、頭痛、肩こり、便秘・下痢、疲労感、不眠など、心身に様々な不調(不定愁訴)が現れる状態。
慢性疲労症候群と診断される前、起立性調節障害だけでは説明のつかない不調(強い疲労感、痛み、微熱など)は自律神経の問題とされていた。
Yosuke Ikeda
池田 葉輔
自分の道を否定する家族や親戚に嫌気がさし、周りの言葉を一切聞かずに理系研究者の道を志して突き進む。しかしその動機は「研究が楽しいから」「自然が好きだから」などのポジティブなものではなく、「否定してくる一族を見返す」「(自然科学を愛したが、一族から否定されて自死に追いやられた)典文さんの無念を晴らす」など一族への憎しみがほとんどであり、他の研究者からも「君のやりたいことが見えない」と評価され、研究者としても認められずに芽が出なかった。一族には「典文の再来」「一族の恥」と言われ続け、彼は自死ではなく一族に復讐することを選んでしまう。
翔太とは実は小学生のころに出会っており、当時の葉輔に「興味深い存在」と思わせている。同じ学校で同じクラスになり、翔太への興味から一方的に好意を抱いているが、常に体調が優れず、あまり距離を詰められないことにもどかしさを抱く。「未来」を含め、これまでの葉輔にはなかった他人を心配する気持ちを育み良い方向に…?

